『徳永英明のバラードだ！』というものが来ましたね。 『久し振りに君と手を繋いで歩く思い出の街に』という歌い出しで、ファンならガッチリと心を掴まれる事間違いナシ。ゆっくりゆっくりと、美しい街並を歩いてるかのような気持ちにさせてくれます。 残念な点はただ一つ。タイトルの「追憶」という言葉は堅すぎる！こんなに優しいよい曲なんですから。もっとふさわしい名前があると思います。私事ですが、私はこの曲名を「追憶」ではなく違うタイトル名を付けて呼んでいます。この歌の詩の中にもっとタイトルにふさわしいフレーズがあるので、それで。 カップリングの「恋心」は目立たずひっそりと存在するような曲ですが、徳永さんの思い入れはかなり強いのでは？と思っています。悲しい曲調ですが、悲しみより深く、やるせないせつなさがあります。 「恋と呼べない訳をあなたが胸に押しあてて来るから」のフレーズでヒシヒシと伝わってきます。 「追憶」では木漏れ日のようなきらめきを、「恋心」では閉ざされた夜の中、きらりきらりと夜の水面を泳ぐ魚が魅せる光を、感じられると思いますよ。